伊藤 守

院長
伊藤 守Ito
Mamoru

いとうまもる診療所 院長

元大阪市立大学臨床教授

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松田 史博

松田 史博Matsuda
Fumihiro

消化器内科

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松田 優樹Matsuda
Yuki

糖尿病内分泌内科

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検査機器と考え方

神経生理検査について

当院では、脳波・筋電図・神経伝導速度だけでなく、SEP・ABR・TMS・FESという精密な電気生理検査が可能です。

検査自体は痛くもなく、いわゆる「体に優しい検査」に含まれます。

これらの検査は今や特殊検査ではなくなり、糖尿病の感覚障害やめまいやふらつきで発症する脳血管障害では重要な検査となっています。
一例としてABRについて説明します。

ABR(聴性脳幹反応)

聴性誘発電位(AEP)という検査法があります。音を聞かせてそのとき反応する脳の電位をはかる事により、脳幹の反応を調べる検査です。

そのうち精密な機械ではかれば、1/10秒の間に内耳から大脳皮質までを通過する電位をはかれるようになりました。これを短潜時成分と言いABRといいます。

今まで乳幼児の聴力障害や人工内耳の適応について判断するときなど耳鼻科領域で大活躍してきました。また脳死判定の重要な検査としても位置づけられています。

〔資料〕
  1. Ⅰ波=聴神経/Ⅱ 波=蝸牛神経核(延髄)
    Ⅲ波=上オリーブ複合核(橋)/
    Ⅳ波=外側毛体(橋)/Ⅴ波=下丘(中脳)
  2. Ⅰ・Ⅱ波は片側(刺激側)にのみ出現。
    Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ波は両側に出現。
  3. 小脳テント切痕の下に下丘(V波)
    →脳ヘルニア(テント切痕ヘルニア)の進行を反映する(下図参照)。
  4. 脳死(全脳死)になっても、Ⅰ波は残存することがある!
ABRの利用の応用

画像診断としてMRI検査は直径1mmの病変も見つけられますが、このような電気生理の精密検査では、状況によってはMRIよりも、はっきり障害を見つける事ができます。そこで脳幹障害ではこの検査もとても重要な意味をもちます。

音声と嚥下やふらつきはとても似た経路で脳に反応していますので、広く脳幹反応として、異常をみつけ、更にリハビリ評価にも応用されて来ています。

一度の聴力障害、耳鳴り、ふらつき、顔面けいれん、めまい等ありましたら、単純にMRI画像検査だけでなく、神経生理学検査も受けてみてください。

MRI検査

脳神経分野では、非常に大事な検査です。しかしMRI検査について大事なことを知っておいて下さい。

  1. どのような機種で
  2. どのような取り方で
  3. だれが判定しているのか?

例えば今脳科学で利用されているファンクショナルMRIは3.0Tという高磁場MRIが必要です。また読影技術も高度で専門的な医師が読む必要があります。認知症の判定の際も同様です。

一方脳梗塞があるかどうかを調べるなら、0.3Tの低磁場MRIでも、専門医師が読影するなら、安心です。従って私は、高価なMRI機種は専門医師が地域でどの機種が適当かも判断し検査オーダーするべきだと思います。
従ってこの診療所にはMRIはありませんが、責任をもって、あなたにふさわしいMRI検査をコーディネートいたします。

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